「酸性のスピエラ・GMT」でなぜ縮毛矯正が伸びるのか?

ヌースフイット製 スピエラ&GMT酸性縮毛矯正施術結果

ヌースフイットのスピエラ・GMT「酸性の還元剤にもかかわらず、しかも膨潤もしないのになぜ伸びるの?」という質問がありましたので、簡単に説明いたします。

※簡単に説明するため大雑把な部分がございますが、ご了承ください。

縮毛と直毛とでは、毛髪内のフィブリル・マトリックスなどの配列に違いがあります。

縮毛と直毛
縮毛構造
縮毛構造

縮毛の場合、直毛と比べて毛髪内の「マトリックス」「フィブリル」の配列がきちんと揃っていません。
その為にこの配列をきちんと揃えてから、固定すれば直毛になります。

一般的なアルカリ還元剤(パーマ剤)を使用した縮毛矯正施術では、毛髪をアルカリによって、柔らかくさせて還元剤を入りやすくしますが、しかし、アルカリ剤に漬け続けるとどんどん柔らかくなって、しまいには毛髪が溶け始め、やりすぎる(過膨潤)と元に戻らなくなってしまいます。
一度その様になるとキューティクルなどのほか、内部構造も破壊されてしまい「ダメージ毛」となってしまいます。その為、アルカリを使用しないことだけでも髪に対して負担軽減が出来ることになります。以下は、毛髪を1時間40℃の熱を加えた「タンパク質(髪成分)」の流出テストです。TGパーマ剤・システインパーマ剤は、共にアルカリを使用した還元剤です。スピエラは、酸性域なのでほとんどタンパク質の流失は見れません。

タンパク質流出実験

これを見ても分かる通り、アルカリを使用しないで、還元剤(パーマ剤)を毛髪内に浸透させることが出来ればよいのですが、酸性域では毛髪のタンパク質は柔らかくならないで、逆に硬化するために薬液の浸透は悪くなります。

※基本的なこととして、「アルカリをどんどん強めると髪は溶けてしまい」その逆で、「酸性をどんどん強めるとどんどん髪は硬くなって、仕舞には分解」ということを知っておいてください。ここでは、表記しませんが、その性質をうまく利用した応用施術もあります。

これらの経緯から、毛髪ダメージ軽減の為に酸性還元剤(パーマ剤)の開発は随分行われていましたが、なかなか思う様にはいかず結果が得られませんでした。そもそも酸性還元剤と言われるパーマ液は、かなり昔から既にあったのです。当時は、チオを利用し酸性域までPHを落としたチオ酸性パーマです。傷みの原因である過膨潤をなくするために酸性域でパーマを掛ければ傷まないという発想です。

しかし、ご承知の通りチオは酸性域では掛かりが弱く、その為に極細のロットなどを利用していました。それでも思った通りの結果が出ずらく難しい施術となっていました。その後は、大きく発展したものは余り見受けられない状態が続いておりましたが、それらを解消すべく、昭和電工(株)がまったく新しい酸性の高性能還元剤「スピエラ®」を開発しました。別名ラクトンチオールとも呼ばれております。

通常の還元剤は、親水性のものに対し、スピエラは両親媒性と言って、親水性と疎水性の両方(両親媒性)を持ち合わせていますが、疎水性の方が強い還元剤です。特徴として、①髪を傷めない弱酸性 ②高いカール形成力 ③風合い・感触が良い ④ヘアカラーと相性がいい(色落ちも少なく、カール&カラーの同時施術が可能)です。

なぜ、縮毛が酸性域で伸びるのかについて、以下を参照してください。

縮毛矯正の還元と配列

毛髪のマトリックスとマトリックス間のあるシスチン結合部分の領域は、親水性です。また、フィブリルとフィブリル間の領域は疎水性です。

通常の還元剤は親水性の為にマトリックスとマトリックス間の親水部分に浸透し、その部分のシスチン結合を切断を出来ますが、疎水性であるフィブリル間のシスチン結合はフィブリル間に十分浸透出来ないため切断できません。その為、薬液塗布してもフィブリル間のシスチン結合が切れないため、毛髪内部の配列が揃わないことで「伸びない」「元に戻ってしまいやすい」という結果になってしまうのです。

さらに伸びないことで、多くのアルカリを使って薬液の浸透を高め、多くのマトリックス間のシスチン結合を切るということとなってしまい、オーバータイム(過膨潤)やオーバー還元に陥りやすくなるのです。

しかし、スピエラは疎水性が強い為に疎水性であるフィブリル間のシスチン結合を切ることが出来ます。また、親水性も僅かですが持ち合わせているために親水性であるマトリックスとマトリックス間のシスチン結合も切断することができ、配列をきれいに整えることで、自然な直毛になるのです。ここにヌースフイットのスピエラ+GMTの縮毛矯正が、通常の縮毛矯正に比べてごく自然な伸びかたで、お客様から人気になっているポイントかもしれません。

これで酸性域の重要性とスピエラやGMTの持つ疎水性の重要性が理解できるかと思います。

毛髪内で目に見えない大きさでの化学変化を起こしているので、施術をする際は化学変化を理解して、「今」の毛髪内状態はどうなっているかを想像し、それに合わせて施術工程を進まれると良いかと思います。

スピエラ(酸性)×GMT(酸性)の人気酸性縮毛矯正/極×美髪 ヌースフイットのスピエラ・GMTがおススメです。

施術マニュアルなどは、こちらから参照してください。より具体的にスピエラ・GMT酸性縮毛矯正を詳しく解説しています。

また、施術にあたりご不明な点やご相談などもお気軽にお問い合わせください。

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